「タクシードライバーは休みが少ないのでは?」と不安に感じていませんか?
- タクシードライバーの年間休日はどれくらい?
- 隔日勤務の「明け休み」って何?
- 有給休暇はきちんと取得できるの?
タクシードライバーの休暇制度は、公休・明け休み・有給休暇が組み合わさる独特の仕組みです。働き方によっては、平日に自由な時間を確保しやすく、プライベートと両立しやすい仕事でもあります。
この記事では、タクシードライバーの休日数や休暇の考え方、隔日勤務の休暇サイクル、有給休暇の実態までわかりやすく解説します。仕事と生活のバランスを考えながら働きたい方にとって、無理のない働き方を具体的にイメージできる内容です。
タクシードライバーの休日・休暇制度

タクシードライバーは、勤務形態やシフトによって休日の取り方が大きく異なります。特に、隔日勤務では明け休みがあるため、一般的な会社員とは違う休暇の仕組みになっています。
タクシードライバーの年間休日日数
タクシードライバーの年間休日日数は勤務形態によって異なりますが、一般的なタクシー会社では年間105日〜120日前後の公休日が設定されていることが多いです。これに加えて、隔日勤務の場合は「明け休み」があるため、休みが多いと感じるドライバーも多くいます。
- 105日(最低基準)
「毎週1日」または「4週間に4日以上」の休日が義務付けられており、
加えて週40時間の労働時間が制限される。 - 105日前後(週休2日制)
週に1日しか休めない週もあり、隔週や月間で5日など企業によってバラつきがある。 - 120日程度(完全週休2日制)
土日祝日・年末年始を含めて通常120日程度以上ある。
また、労働基準法に基づき、一定期間勤務すると有給休暇が付与されます。勤続年数によって取得できる日数は増え、最大で年間20日まで付与されます。
タクシードライバーの休暇の考え方
タクシードライバーの休暇は主に次の3つの種類で構成されています。
- 公休:通常の休日として扱われる
- 明け休み:隔日勤務特有の休暇制度。隔日勤務後22~24時間は必ず休む
- 有給休暇:一般的な会社と同じように取得できる
隔日勤務の休暇サイクル
タクシードライバーの働き方の中でも特徴的なのが隔日勤務です。隔日勤務では勤務時間が長い代わりに明け休みがあり、独特の休暇サイクルになります。

隔日勤務|1日の流れ・週間スケジュール・月間出勤数
隔日勤務では、昼頃出勤し、早朝に退勤します。退勤後は明け休みとなり、次の出勤まで必ず24時間は休暇を取ります。
1日の流れ(例)
| 時間 | 項目 | 詳細 |
| 14:00 | 出勤 | |
| アルコール検査 | アルコール反応が出た場合は、その日は1日乗務不可 | |
| 車両点検 | 車両整備、カーナビのチェック、点呼など | |
| 15:00 ~ 翌朝9:00 | 乗務開始 | 配車アプリの確認、無線配車、流し営業など |
| 17:00~19:00は駅周辺やビジネス街で需要増 | ||
| 休憩 | 隔日勤務では3時間程度の休憩を入れる | |
| 乗務終了・退勤 | 車両の点検、洗車、売上の精算を済ませて 日報を提出したら仕事完了! | |
| 明け休み(明け番)で1日お休み! | ||
1週間のスケジュール(例)
1週間のスケジュールでは、出勤日と明け休みが交互に続き、途中に公休日が入る形になります。
| 曜日 | 状態 | 内容 |
| 月曜日 | 出勤 | 朝に出勤し乗務開始。営業を行い、深夜まで勤務 |
| 火曜日 | 明け休み | 朝に乗務終了。退勤後は休息(次の勤務まで自由時間) |
| 水曜日 | 出勤 | 朝または昼に出勤し乗務 |
| 木曜日 | 明け休み | 朝に勤務終了。休息日 |
| 金曜日 | 出勤 | 朝または昼に出勤し乗務 |
| 土曜日 | 明け休み | 朝に勤務終了。休息日 |
| 日曜日 | 公休 | 完全な休日(勤務なし) |
- 出勤は週3〜4回程度
- 出勤日の翌日は明け休みになる
- 公休が週1回程度設定されることが多い
- 明け休みを含めると体感的には休みが多い働き方
月間出勤数
月間の出勤回数は一般的に11〜13回程度とされることが多く、出勤回数が少ない点が特徴です。
【隔日勤務の月間シフト例(30日間想定/出勤12回想定)】
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
| 出勤 | 明け休み | 出勤 | 明け休み | 公休 | 出勤 | 明け休み |
| 出勤 | 明け休み | 公休 | 出勤 | 明け休み | 出勤 | 明け休み |
| 公休 | 出勤 | 明け休み | 出勤 | 明け休み | 公休 | 出勤 |
| 明け休み | 出勤 | 明け休み | 公休 |
連休は取りやすいのか
隔日勤務では公休と明け休みを組み合わせることで連休を作ることが可能です。さらに、有給休暇を組み合わせることで、数日間の休暇を確保できるケースもあります。
会社やシフトの状況によって異なりますが、計画的に休みを取ることで旅行や家族との時間を確保することもできます。
タクシードライバーの有給休暇

タクシードライバーも一般企業と同様に、有給休暇を取得する権利があります。法律に基づいた制度であるため、一定条件を満たせば取得することができます。
労働基準法における有給休暇の基本ルール
有給休暇は労働基準法によって定められている制度です。入社から6ヶ月以上継続して勤務し、所定労働日数の8割以上出勤している場合に付与されます。勤続年数が長くなるほど付与日数も増え、最大で年間20日まで取得できるようになります。
タクシー会社での取得状況
タクシー業界ではシフト制で働くことが多いため、有給休暇を取得しやすいケースもあります。希望日を事前に申請することで、比較的柔軟に休暇を取れる場合があります。
有給を取得する際の注意点
有給休暇を取得する際は、会社ごとの申請ルールを確認する必要があります。法令では取得可能でも、会社によっては繁忙期に有給休暇を取得することが実務的に厳しい場合もあるため、事前にスケジュールを調整して申請することが重要です。
タクシードライバーは休みが多いor少ない?
タクシードライバーの休みが多いのか少ないのかは、勤務形態によって印象が変わります。
他の職種との休日比較
一般的なオフィスワークや接客業界では週休2日制または完全週休2日制が多く、年間休日数は110日〜120日程度が一般的です。タクシードライバーも、公休日だけを見ると同程度ですが、隔日勤務の場合は明け休みがあるため、体感として休みが多く感じる場合があります。
明け休みは医療業界でいう「夜勤明け」と同様、年間休日日数には含まれません。労働基準法上の休日は「午前0時から午後12時までの連続した24時間」の無労働を指すため、深夜勤務後に帰宅してから休む場合、法定休日や公休としてカウントされないためです。
プライベート時間を確保しやすい理由
タクシードライバーの働き方では、平日に自由な時間を確保しやすいという特徴があります。明け休みがあることで昼間の時間を自由に使えるため、役所手続きや買い物などを行いやすい環境です。
家庭との両立
シフト制のため、家庭の事情に合わせて働き方を調整できる場合があります。子育てや介護、趣味などプライベートと両立しやすい働き方を選べる点もタクシードライバーの特徴です。
休暇を重視するなら会社選びが重要
タクシードライバーとして働く場合、会社選びによって休暇の取りやすさや働きやすさが変わります。
求人で確認すべきポイント
転職活動では次の点を確認しておくことが重要です。
- 勤務形態
- 休日制度
- シフト管理
勤務形態によって休みの取り方が大きく変わるため、自分の生活スタイルに合った働き方を選ぶことが大切です。
働きやすいタクシー会社の特徴
働きやすいタクシー会社にはいくつかの共通点があります。労働時間の管理が適切に行われていることや、休息時間がしっかり確保されていることが重要です。
また、安全管理体制が整っている会社では、ドライバーが安心して働くことができます。
まとめ|休暇制度を知ればタクシードライバーの働き方がわかる
タクシードライバーの休みは「公休」と「有給休暇」があり、隔日勤務の場合はこれに加えて「明け休み」があります。隔日勤務では明け休みがあるため、一般的な会社員とは違った働き方になります。
勤務形態によって休みの感じ方は変わりますが、隔日勤務では休みが多く感じられる働き方になる場合もあります。会社選びによって働きやすさも変わるため、自分の生活に合った勤務形態を選ぶことが大切です。



