タクシードライバーの働き方の中でも、「隔日勤務」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか?しかし実際には、次のような疑問を持つ人も多いようです。
- 隔日勤務とはどんな働き方なの?
- 勤務時間はどれくらい長いの?
- きつい働き方ではないの?
隔日勤務はタクシードライバー特有の勤務形態で、1回の乗務時間が長い代わりに「明け休み」があり、休日が多く感じられる働き方です。生活リズムや働き方に慣れる必要はありますが、プライベート時間を確保しやすく収入を伸ばしやすい特徴もあります。
この記事では、タクシードライバーの隔日勤務の仕組みや1日の流れ、メリット・デメリットを解説します。自分に合う働き方か判断できるような内容です。
「隔日勤務」はタクシードライバー特有の働き方

隔日勤務とは、1回の勤務時間が長い代わりに、勤務の翌日が休みになるタクシードライバー特有の働き方です。一般的な会社員のように平日5日間、毎日7~8時間の勤務ではなく、「15~18時間働いて24時間休む」というサイクルで勤務するのが特徴です。タクシー業界では多くの会社で採用されている代表的な勤務形態です。
隔日勤務の基本的な仕組み
隔日勤務とは、1回の乗務で長時間営業し、翌日は明け休み(明け番)になる勤務形態です。1回の勤務時間はおおむね20時間程度(休憩を含む)で、その間にタクシー乗務を行います。勤務が終わると翌日は「明け休み」となり、実質的な休息時間として過ごせます。
明け休みとは、乗務終了後に与えられる24時間の休息日のことです。一般的な休日とは異なりますが、業務はなく自由に過ごせる時間となります。そのため隔日勤務では、実際よりも休みが多く感じられます。
隔日勤務の1日のタイムスケジュール例
| 時間 | 内容 |
| 7:00 | 出勤・点呼 |
| 7:30 | 営業開始 |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | 午後営業 |
| 18:00 | 夕方の通勤時間帯営業 |
| 22:00 | 夜間営業 |
| 2:00 | 仮眠・休憩 |
| 4:00 | 深夜営業 |
| 7:00 | 帰庫・精算 |
| 翌日 | 明け休み |
隔日勤務では1回の乗務時間が長いものの、その分まとまった休みがあります。そのため、生活リズムに慣れるとプライベート時間を確保しやすい働き方といえます。
1週間のスケジュール例
隔日勤務では、出勤日と明け休みを交互に繰り返すのが基本です。さらに、公休(正式な休日)が入ることで、連休になることもあります。
| 曜日 | 勤務 |
| 月 | 出勤(乗務) |
| 火 | 明け休み |
| 水 | 出勤 |
| 木 | 明け休み |
| 金 | 出勤 |
| 土 | 明け休み |
| 日 | 公休 |
このように、隔日勤務では明け休みと公休を合わせると、休日が多く感じられる働き方になります。

タクシードライバーの隔日勤務|1日の流れ
隔日勤務では、出勤から乗務終了までの流れが決まっています。ここでは、タクシードライバーの一般的な1日の業務の流れを解説します。
出勤から乗務開始までの流れ
タクシードライバーは出勤すると、まず点呼を行います。点呼では体調確認やアルコールチェックなどを実施し、安全に営業できる状態かを確認します。
主な流れは次の通りです。
- 出勤
- 点呼
- アルコールチェック
- カーナビチェック
- 車両点検
車両点検ではタイヤや車両設備を確認し、安全運行の準備を整えます。その後、営業エリアへ出発して乗務が開始されます。
営業時間の流れ
隔日勤務では長時間営業を行うため、時間帯ごとにお客様の利用状況が変わります。
- 昼の営業
昼間は通院や買い物、ビジネス移動などの利用が中心です。比較的短距離の利用が多い時間帯です。 - 夕方の通勤時間帯
夕方は会社帰りの利用が増える時間帯です。駅周辺やオフィス街で乗車するお客様が増えます。 - 深夜の営業
深夜は飲食店や繁華街からの利用が増える時間帯です。終電後の移動需要もあり、長距離の乗車が発生することもあります。
休憩と仮眠の取り方
隔日勤務では長時間働くため、途中で休憩や仮眠を取ります。法律でも休憩時間が定められており、無理のない働き方ができるよう配慮されています。
- 休憩時間
- 仮眠
- 食事
特に深夜帯では仮眠を取ることもあり、体力を回復させながら営業を続けます。
乗務終了から明け休みまで
営業が終了すると会社へ帰庫し、売上精算や業務報告を行います。
主な流れは次の通りです。
- 帰庫
- 売上精算
- 明け休み
乗務が終わると翌日は明け休みとなり、仕事はありません。趣味や家族との時間など、自由に過ごすことができます。
隔日勤務と昼専門の勤務の違い
タクシードライバーの勤務形態には隔日勤務と昼専門の勤務があります。働き方や休日の考え方が大きく異なります。
【比較表「隔日勤務・昼専門の勤務の勤務時間と休日の違い」】
| 項目 | 隔日勤務 | 昼専門の勤務 |
| 勤務時間 | 約20時間(休憩含む) | 約8〜10時間 |
| 出勤回数 | 月11〜13回 | 月20〜24回 |
| 休日 | 明け休み+公休 | 公休 |
| 収入傾向 | 高収入を狙いやすい | 安定型 |
| 生活リズム | 夜間営業あり | 昼中心 |
隔日勤務の1か月の勤務回数
隔日勤務では、1か月の出勤回数はおおよそ11〜13回程度です。一般的な会社員より出勤日数は少ない傾向があります。
- 月の乗務回数
- 公休と明け休み
- 休日の考え方
| 曜日 | (月) | (火) | (水) | (木) | (金) | (土) | (日) |
| 勤務有無 | 出勤 | 明け | 出勤 | 明け | 出勤 | 明け | 公休 |
隔日勤務のメリット

隔日勤務には、タクシードライバーならではのメリットがあります。
休日が多くプライベート時間が確保しやすい
隔日勤務では、明け休みがあるため休みが多く感じられます。
- 明け休み
- 連休の取りやすさ
- 趣味や家族時間
平日に時間を確保できるため、家族との時間や趣味を楽しみやすい働き方です。
収入を伸ばしやすい働き方
隔日勤務は営業できる時間が長いため、売上を作りやすい特徴があります。
- 長い営業時間
- 深夜需要
- 売上の作りやすさ
深夜はタクシー需要が高い時間帯も多く、効率よく営業できる場合があります。
平日に自由時間ができる
隔日勤務では明け休みがあるため、平日の昼間に自由時間を確保できます。
- 役所や病院に行ける
- 混雑を回避できる
混雑を避けて行動できるため、生活の利便性が高いと感じる人も多いです。
隔日勤務のデメリット
一方で、隔日勤務には注意点もあります。
拘束時間が長い
隔日勤務では1回の勤務時間が長くなります。長時間の乗務になるため、体力面で慣れるまでは体力的に大変に感じる場合があります。
生活リズムに慣れる必要性
深夜営業があるため、睡眠時間が不規則になるなど生活リズムが変化します。入社したばかりのときは、タクシードライバーならではの生活リズムに慣れるまで時間がかかることがあります。
また、乗務時間のペースや仮眠の取り方など、仕事に慣れるまで時間がかかる場合もあり、体が慣れるまで大変だと感じる人も少なくありません。
隔日勤務が向いている人
隔日勤務は次のような人に向いている働き方です。
- 自分のペースで働きたい人
- 収入を重視したい人
- プライベートを大切にしたい人
- 夜の時間帯に働くことが苦にならない人
タクシードライバーの働き方は会社や地域によっても異なるため、自分のライフスタイルに合うかを考えることが重要です。

隔日勤務で働くときのポイント
隔日勤務で安定して働くためには、いくつかのポイントがあります。
休憩と仮眠をしっかり取る
長時間の乗務では休憩と仮眠が重要です。適切な休憩を取ることで集中力を維持できます。
生活リズムを整える
深夜営業に慣れるためには、睡眠時間を確保し生活リズムを整えることが大切です。
営業エリアや時間帯を研究する
タクシー営業では時間帯やエリアによって需要が変わります。効率よく営業するためには、需要の多い場所や時間帯を研究することが重要です。
まとめ|隔日勤務はタクシードライバーの代表的な働き方
隔日勤務は、タクシードライバー特有の勤務形態であり、1回の勤務時間が長い代わりに明け休みがある働き方です。明け休みと公休を合わせることで休日が多く感じられ、プライベート時間を確保しやすいメリットがあります。また、長い営業時間を活かして収入を伸ばしやすい点も特徴です。自分の生活スタイルや働き方の希望に合わせて、隔日勤務が合っているかを判断することが大切です。



